<専門分野について>

モノづくり:放射線を軸とした様々な計測技術の研究・開発・設計

事務所の専門は放射線計測と放射線防護です。このため、検出器から測定回路、信号・データ処理、解析評価、仕様の背景にある放射線防護の考え方に至るまで、そして研究開発・設計・検証・試験検査・品質などあらゆるフェーズでの対応が可能です。 

●一方、コンサルティング対象としては、決して放射線計測に限定するものではなく、幅広い計測技術・システムに対応することができます。先ずはご相談ください。

●共通する点、異なる点・・・↓

 放射線計測技術という領域は、一見非常に特殊な様に考えられるかもしれませんが、実は、基本的な計測の要素技術を集結・統合し、先鋭化したものなのです。検出素子や検出信号の種別、信号処理方式などを個別に見ていくと、様々な計測・検査システム技術とも共通点が極めて多いことに気付きます。唯一、他の一般的な物理量計測との決定的な差異と言えば、放射線物理を背景とした確率論的現象であるということなのです。

 ですから、まず計測システム技術についてお困り事があれば、お気軽にお声掛け下さい。

土台づくり:技術のレベルアップ教育(専門教育、一般教育)

●専門性のレベルアップ教育、普遍的な技術者教育等の支援が可能です。

社会人になってからの学び方には工夫が必要です。時間をかけ順序立てて進める学校の様な体系的学習とは異なり、日々のOJTとして必要事項を習得しつつ、一見ばらばら見える点と点を意識的にぎ、自分の中で体系構築を進める必要があります。こういった事を念頭に置き、個別事情に応じた教育の計画立案と実践支援が可能です。

●例えば、どんな風に・・・↓

 日常業務の中で遭遇する様々な生の現実的課題を掬い上げ、それらを切り口として、深さと広さと繋がりを描いてみることで、専門性を体系的に充実させていくことを考えます。そういった取り組みの中で、計測システムの開発・設計に必要となる基礎電子回路・物性物理・応用数学・確率統計・関連規格/規制/法令体系などについての話題を組み込み専門性を高めます。


 また、個別専門教育とは別に、普遍的な技術者教育として必要なものもあります。技術文書の書き方(テクニカルライティング)に始まり、技術者倫理、論理思考・自律思考と本質探究、継続的な自己研鑽、イノベーション等に関しての知識と理解を高め、組織としての基礎体力の向上を支援します

仕組みづくり:技術マネジメント(技術戦略、商品企画等)

●「技術戦略とビジョン」を具体的に描き、組織の隅々まで浸透・共有した状態を創り出すということは、ビジネス組織規模の大小に依らず、技術マネジメントの重要な要素です。

●また、求められる・売れる商品、売れる仕組み作りまで含めた「商品企画」もまた、日常的な悩みの種でしょう。

 こういったことは、現実的にはなかなか思考や議論が進まず、曖昧な状態のまま進んでいってしまうケースをしばしば目にしてきました。こういった状況下での施策・立案見直しや実践について、様々な形での支援が可能です。

●もう少し詳しく・・・↓

 リーダ(経営者)の号令一下で動く組織というものも当然あるでしょう。しかし、この場合、リーダ(経営者)一人の能力や経験値・発想・守備範囲以上のはできなくな可能性があります。

 一方で、「戦略・ビジョン」という「目的これから先に進むべき方向性・考え方」が真に浸透・共有され、個々人考える力を備えている集団であるならば、所属する全員の知恵と多様な発想を使って活動を展開していくことができるのです。

 個々人の自由かつ自律的動きであっても、常にこの「戦略・ビジョン」という大きな目的に照らし合わせ判断が個別になされているのであれば、組織・集団としての動きはダイナミックで勢いのある状態のまま一定の方向を自然と目指す事ができるのです。

 こういった組織状態を実現するためには、先に述べた様な従業員の育成・訓練はもちろん、経営層側でも、外部意見の取り入れや、それらを踏まえた考えの練り上げや見直しが必要なのです。

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 また、技術戦略から商品企画等を具体化するにあたり、色々な観点や議論があり、纏めていくこと自体に難しさがあるでしょう。そういった中でも、外部の異なる視点、セカンドピニオンや第三者意見などを活用することで気付きを得ることができるのです。

 そういった気付きをきっかけに、従来の慣習や固定概念を一度自ら破壊した上で、今一度、機会と脅威・強みと弱みといった切り口で自社を冷静に見つめ直し、不毛な競争に疲弊することなく活路を見出すことができるのです。この様な思考・検討・議論の過程において、異なる視点からのセカンドオピニオンや第三者意見、あるいはファシリテータ・ナビゲータとして当事務所を活用して頂ければと思います。